リースバックの実態について | 川崎市の不動産売却なら川崎市•町田市•稲城市の不動産売却相談センター | ブログ

今回は「リースバックの実態」について解説いたします。

普段から査定のご相談を頂く中で、たまにリースバックについて調べてほしいというご依頼があります。

リースバックというのは、今住んでいる家を住んだまま不動産会社に売却し、その不動産会社と賃貸借契約を結び、お金だけ先に取得できるという制度です。

この話だけを聞くと非情にいいのですが、実際リースバックを利用される方は少ないです。

その理由としては「リースバックで買い取ってくれる金額が非常に安い」ためです。

仮に個人の買主様に売却をすると2000万円のマンションがあるとすると、すぐに買い取ってくれる買取（要お引っ越し）では1400～1700万円前後、リースバックでは700～1000万円くらいのイメージです。

また、60歳の方がリースバックを利用しても一時的に1000万円近く入りますが、そこから賃料の7～9万円を仮に90歳まで30年も払うとすると損失が大きくなってしまいます。

リースバックはご高齢で80,90歳台の方が利用すると、十分効果があるのですが、60,70代前半の方はかえって資金繰りが悪くなってしまうため、個人の方や買取の方が長期的な目線では得になります。

今回の内容は以上です。

ご不明な点がございましたらお気軽にお申し付けください。