空き家の3000万円控除という制度が本年度(令和6年)から改悪しました。


改悪に該当する方は、相続で不動産を取得する方が3名以上の場合です。


空き家の3000万円控除という制度は譲渡所得税という不動産を売却した利益に対してかかる税金を減額してくれる制度です。


利益は出なくても、契約書や領収書を紛失している場合は売った価格の95%が利益としてみなされてしまいます。


税率は5年以上保有していれば20%ですので、3000万円で売却をした場合は約600万円が税金としてかかってしまいます。


3000万円控除はこの3000万円を0円にしてくれるので、税金も0円と600万円もお得になる必ず使いたい制度です。


空き家の3000万円控除はそもそも適用条件はかなり厳しく


①相続した空き家が旧耐震基準(昭和56年より前に建築)の木造

②相続後に誰も住んでいない

③相続発生後3年以内のご売却

④お引渡しまでに解体

⑤売却価格が1億円以下

⑥土地・建物が同じ名義人


などがあります。


詳細は国税庁のHPを必ずご確認ください。

https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/joto/3306.htm



仮に9000万円の売却益が出た際に、今までは3等分で相続をすると3名とも納税額が0円だったものが、 この改悪によって一人当たり3000万円-2000万円=1000万円の利益が出たとみなされ、長期譲渡税率約20%をかけた200万円を納税しなくてはいけなくなるのです。


あまり騒がれていませんので、計算をミスしている営業マンも多くいると思います。


必ずご注意ください。






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