今回は不動産売買で昔問題になった「囲い込み」について解説していきます。
まず、「囲い込み」というのはどのようなものかというと
不動産会社が売主様から不動産の売却を任されて販売をしていく中で、他の仲介会社からお問い合わせがあっても紹介を拒否し、自社のお客様しか紹介しないといった行為をいいます。
不動産会社は仲介手数料が売り上げのほとんどを占めますが、売主様から仲介手数料を頂けるだけではなく、買主様からも仲介手数料を頂けると当然売上が2倍になるのです。
「囲い込み 大手不動産会社」で検索をすると、過去にあった事件の記事が出てきます。川崎市・町田市・稲城市でも実際に行われていました。
具体的な断り文句としては、他社の仲介会社がお客様に紹介したいというと
「お申し込みが入っていますので紹介ができません(本当は入っていません)」
「今売主様が室内を整理していて2週間後ではないと内見ができません」
「家族からの反対があっていったん売却中止になっています」
など様々な理由をつけて内見やお申し込みを拒否します。
もちろんその売却している仲介会社へ直接問い合わせをすると、喜んで内見を手配してくれます。
囲い込みの見抜き方
では、どのようにしたら囲い込みを見抜くことができるでしょうか。
その方法の一つとしては、①売却をしている不動産会社とは別の不動産会社に依頼をして、その物件が紹介できるか確認をしてもらうことです。
もしご自身にお知り合いの不動産会社の方がいらっしゃらない場合は、②ご家族や友人などでも確認することができます。
不動産会社の営業マンは携帯から物件を紹介できるか確認することが多いため、個人の方でも
「●●不動産です。物件確認お願いします。●●丁の戸建(マンション名)○○万円です」
とさえ伝えれば
「紹介中です」と答えるか、囲い込みしているかを判別することが可能です。
もし上記2つの例も難しい場合は、弊社でも確認することができますのでお申し付けください。
買主様への紹介回数が減ると、当然高く売却できる可能性が下がり、数百万円を損することもあります。
囲い込みはお客様の資産を何とも思っていない、数字に取りつかれた営業マンがしてしまいがちですので、この業界から無くなればいいと思っています。
川崎市•町田市•稲城市の不動産売却相談センター
住所:神奈川県川崎市多摩区登戸2019-3
アトリエビル2F
電話番号:044-299-6650
NEW
-
2024.08.02
-
2024.06.17市街化調整区域・都市...先日、都市計画区域外の畑を宅地に転用する申請を...
-
2024.05.09800万円以下の売買仲介...2024年7月から売買価格が800万円以下の仲介手数料...
-
2024.04.20よくあるご質問【居住...今回は【居住中と空室どちらの状態で売りに出した...
-
2024.04.15空き家の3000万円控除...今回は空き家の3000万円控除の要件が改善されまし...
-
2024.04.08【町田市の不動産売却...今回は「検査済み証の無い中古戸建のご売却につい...
-
2024.04.06【町田市の不動産売却...今回は「譲渡所得税の申告をしないとどうなるか」...
-
2024.04.01数十年前の分譲住宅の...40年から50年前に開発分譲されたエリアはご売却の...